2020年という節目の年を迎えるにあたり、CBREリサーチでは今後10年間で不動産市場がどのように変化するかを考察した。

世の中全般で今後の変化を促す主要項目として、人口動態、環境問題、そしてテクノロジーのさらなる進化が挙げられよう。不動産市場においてもこれらの事象がまさに変化の牽引役になると考えられる。

人口については、「ミレニアル」や「Z世代」などの世代が社会の担い手の中心となる一方で高齢化も進む。環境問題はもはや近未来の話ではなく、現実に個人の生活や企業の活動に影響を及ぼしており、不動産業界も避けることのできない問題となっている。さらに、テクノロジーはこれらの「問題」を解決する手段としてのみならず、それそのものが不動産に新しい可能性をもたらすことにもなろう。

当レポートでは、オフィス、物流施設、リテール、ホテル、データセンターの各セクター、そして不動産投資市場全般について、「人」、「環境」、「テクノロジー」の3つのキーワードで考察を行なった。