• 近年、クラウドの利用が急成長したことで、郊外に立地するクラウド対応の大型データセンターが耳目を集めてきた。クラウドは、便利で使い勝手が良いサービスである一方、その殆どが郊外に設置されるため、通信遅延(レイテンシ)が大きくなるという欠点もある。
     
  • エッジ・データセンターとは、通信先の近くに立地し、狭いエリアのみカバーするデータセンターである。巨大な処理能力を持ち、広いエリアを遠くからカバーするクラウドに対し、エッジデータセンターは処理能力こそクラウドに劣るものの、通信遅延を抑えることができる。
     
  • 通信遅延は小さいほど良いが、許容できる通信遅延の程度は用途によって異なる。用途毎にクラウドとエッジ・データセンターを使い分けることで、クラウドの利点を享受しつつ、通信遅延の問題を克服することができる。
     
  • 自動運転などIoTを活用する新技術では、僅かな応答遅延が致命的となる。例えば時速60kmで走行する自動車は、0.1秒間で1.7mも進む。今後は次世代技術向けにエッジ・データセンターの需要がますます高まると考えられる。