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CBREが全国の物流施設市場動向(2019年第3四半期)を発表

CBREは本日、2019年第3四半期(Q3)の大型マルチテナント型物流施設(LMT)の市場動向「ジャパン ロジスティクス マーケットビュー Q3 2019」を発表しました。

2019 年 10 月 31 日

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マーケティング&コミュニケーション

全国で需要旺盛、首都圏の空室率は過去最低の2.4%、圏央道も3%を下回る

 

CBRE(日本本社:東京都千代田区丸の内)は本日、2019年第3四半期(Q3)の大型マルチテナント型物流施設(LMT)の市場動向「ジャパン ロジスティクス マーケットビュー Q3 2019」を発表しました。

 

【今後2四半期(2019年Q3-2020年Q1)の空室率予測】

  • 首都圏LMTの空室率:今後2四半期では0.1ポイント低下の2.3%を予想
  • 近畿圏LMTの空室率:今後2四半期では1.3ポイント低下の4.3%を予想
  • 中部圏LMTの空室率:今後2四半期では3.1ポイント低下の9.0%を予想

 

【注目動向】

  • 今期(Q3)の首都圏LMTの空室率は2.4%となりました。2004年Q1の調査開始以来の最低値です。新規供給206,000坪、新規需要211,000坪のいずれも四半期ベースの最高値で、改めてマーケットの好調さを示す結果となりました。
  • 圏央道エリアの空室率は2.5%と対前期比4.7ポイント低下し、2014年Q1(1.7%)以来の低い水準となりました。このエリアの空室消化が、首都圏全体の空室率低下を牽引しました。
  • 首都圏全体の実質賃料は4,230円/坪、対前期比0.7%の上昇です。
  • 近畿圏LMTの空室率は対前期比1.5ポイント低下の5.6%となりました。6%を下回るのは2016年Q2(1.9%)以来です。湾岸部で空室を残していた既存物件のうち2棟が満床となり、まとまった空室のある物件は近畿圏全域でわずか3棟となりました。実質賃料は3,700円/坪、対前期比1.1%上昇しました。
  • 中部圏LMTは、前期から5.2ポイント低下して12.1%となりました。今後1年間の開発計画は1棟のみであるため、空室率はさらに低下する見通しです。実質賃料は、今期は対前期比0.3%上昇の3,560円/坪となりました。

マーケットの詳しい動向やマーケットデータは、本日発刊の「ジャパン ロジスティクス マーケットビュー Q3 2019」をご覧ください。
https://www.cbre.co.jp/ja-jp/research-reports/logistics-marketview

 

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