Viewpoint | これからの都市を考える

首都圏大型マルチテナント型物流施設の立地と賃料水準

2023 年 01 月 16 日

このコンテンツのPDFをお探しですか?

高速道路のインターチェンジおよび駅からの距離でみた「立地」は賃料水準に影響するのか?

CBREが集計する首都圏の大型マルチテナント型物流施設(large multi-tenant、LMT)は、2022年Q3末時点で228棟を数え、貸室総面積は520万坪を超えるまでに増えた。そして、市場の規模拡大とともに物件の立地も多様化している。創成期の物件は品川区、大田区、川崎市、横浜市の湾岸エリアと成田空港近辺に集中していたが、道路網の整備とともに内陸立地での物流施設開発が進み、近年では圏央道外側まで広がっている。そこで本レポートでは、首都圏LMTの立地と賃料水準の関係に着目する。