Viewpoint | インテリジェント・インベストメント

不動産投資市場を牽引する海外投資家、2022年の投資対象とは

2022 年 04 月 26 日

このコンテンツのPDFをお探しですか?

2020年から2021年の日本の不動産投資額において、海外投資家が占める割合は3割前後で推移した。これは2019年以前の過去5年間の平均値24%とほぼ同じ水準で、コロナ下でも日本の不動産投資市場に対する海外投資家の関心は薄れていなかったことを物語っている。

2022年も海外投資家の投資意欲は高く、特に物流施設や住宅については、国内投資家を凌ぐ強いバイヤーとなる可能性がある。また、大型取引にも引き続き意欲的に取り組むだろう。

ただし、米国の金利上昇による円安の進行やウクライナ情勢の悪化を背景に日本経済の先行きには依然として不透明感が残る。海外投資家はこれまで以上に選別姿勢を強めることになろう。