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ジャパンレポート - 7つのデータでみる、コロナ禍のリテールマーケット 2022年4月
2022 年 04 月 20 日
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- 東京(銀座、表参道、原宿)、大阪(心斎橋)、名古屋(栄)のハイストリートにおいて、2021年の一年間に新規出店した路面店舗数は72件と、コロナ禍前の2019年の63件を上回った
- 2019年に比べて出店数が増えた業種は、ラグジュアリー、リユース、ショールーム、家具・雑貨。いずれも、コロナ下で業績を伸ばしている業種、ないしは企業である
- 2019年に比べて出店数が増えた面積帯は150~250坪。この大きさで出店したリテーラーの業種としては、4割がラグジュアリーだったほか、ショールームやアウトドア・スポーツが複数含まれている
- 賃料総額別にみると、2019年に比べて出店数が増えたのは、500~1,000万円未満の価格帯だった。この価格帯で出店したリテーラーの業種としては、主に高級品を扱うリユースや、スニーカーを扱うアウトドア・スポーツが複数含まれている
- 2021年の一年間の新規出店についての調査結果から、リーシングのポイントはエリアによって異なるということが浮き彫りになった。そのため、候補リテーラーとの賃貸条件の交渉にあたっては、エリアや通り毎のマーケット環境を把握した上でリーシング戦略を立てることが重要となる