Viewpoint | インテリジェント・インベストメント

コールドストレージ

―賃借利用の普及に向けて―

2025 年 06 月 02 日 読む所要時間:約10分

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ここ数年、マルチテナント型のコールドストレージの開発は増加しており、2027年の新規供給は全国で14.1万坪に上る見込みだ。

コールドストレージ市場では容量が不足していると言われているが、特に流通型の冷凍食品のスペースが逼迫しているとみられる。ただし、取り扱う食材によって、物流業者や倉庫に求められる専門性や特殊性は異なることから、開発物件とテナントのニーズをマッチさせるのは簡単ではない。

それでも、物流業界が直面する多くの課題を解決するために、企業が賃貸型を活用するメリットはあるだろう。