Local Response | 不動産の多様性
ジャパンレポート-Live Work Shop 2023年1月
2023 年 01 月 09 日

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CBREは、2022年に、Z世代からベビーブーマー世代まで、世界中の20,000人以上を対象に、今後の仕事(Work)、生活(Live)、買い物(Shop)のあり方や、それらが不動産に与える影響について調査を実施しました。この調査には、日本の約1,600人の回答者が含まれています。
調査結果では、テナントや投資家の戦略に活用し得る新たな洞察を提供し、消費者の進化するニーズに対応した不動産の位置づけを明らかにしています。
日本の主な調査結果は以下の通り:
Work
- 日本のワーカーは、ワークライフバランスの重要度が高い。長い通勤時間の負担を軽減できるハイブリッドワークを経験して、ワークライフバランス改善の効果が高いことを実感している。国際的な人材獲得競争が激しくなる中で、より柔軟な働き方を認める重要性が高まっている。
- 一方で、少なくとも週に何度かは出社したいと考えるワーカーも9割にのぼっており、オフィスで働くことにはなお意義があると考えているワーカーが主流だ。こうしたワーカーの希望にこたえるために、オフィス環境の質を改善することも重要性が増している。立地だけでなく、オフィスの機能の多様性と、サービスの付加価値が、ワーカーにとって魅力的なオフィスになっていくだろう。
Live
- 日本では賃貸志向が強く、潜在的な賃貸需要の規模は大きい。特に都市部への需要は厚く、今後も安定した住宅需要が見込まれる。
- 従前は、ライフイベントや仕事の都合で住宅を決めていた傾向だったが、コロナ禍を機に、住宅の快適性や住環境の質を求める意識が高まっている。住宅もオフィスと同様に、質の改善の重要性が増している。
Shop
- 日本の消費者は、実際に見て触れてすぐに購入できるというリアルな体験に価値を置いており、世界の中でも実店舗志向が強い。実店舗の価値はなお重要である。
- 消費者の環境意識は世界に後れを取っているが、今後大きく変化する可能性がある。所得を問わずリユースやローカルに関連した商品の価値が高まっており、主要リテールエリアのテナントの顔ぶれも変化していく可能性がある。


不動産の多様性
グローバル版 Live Work Shop Report
2022 年 11 月 28 日
Cross-Generational Attitudes That Will Tranform the Built Environment