Figures

ジャパンリテールマーケットビュー 2025年第1四半期

2025 年 05 月 09 日 読む所要時間:約5分

このコンテンツのPDFをお探しですか?

空室率0%は4エリアに
平均賃料は6エリアで過去最高値を更新

 

  • 平均賃料は10エリア中8エリアで前期から上昇、2エリアは横ばいとなった。賃料水準がコロナ禍前を上回ったエリアは7エリアで、今期2エリア(表参道・原宿、渋谷)増えた。また、6エリア(表参道・原宿、渋谷、心斎橋、京都、神戸、天神)で平均賃料が調査開始以来の最高値を更新した。
  • 空室率は5エリアで前期から低下。空室率0%は4エリア(銀座、渋谷、心斎橋、栄)となった。空室率低下が最も大きかったのは京都、次いで神戸。京都はファッションのリテーラーが複数出店したこと、神戸は長期間空室だった複数の区画の消化が主因。
  • 今期もファッションが出店を牽引。時計・メガネの複数の国内リテーラーが新宿で出店を決めた。
  • 今後も全国的に賃料上昇は続くと見込まれる。また、銀座の平均賃料の予測については、賃料負担力が高いリテーラーのニーズが増加していることから、前期から上方修正した。ラグジュアリーの出店ニーズも業績が好調なブランドを中心に見られており、限られた募集区画をめぐってリテーラー間の激しい出店競争は続くだろう。