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ジャパンインベストメントマーケットビュー 2023年第4四半期

2024 年 02 月 06 日

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Q4投資額は対前年同期比57%減一過性要因に加えて、海外投資家の取引は78%減少​

  • Q4投資額は前年同期比57%減の6,600億円。前年同期の大型取引(大手町プレイス、4,400億円)の反動減が主な要因の一つである。加えて、2023年半ばから慎重姿勢に転じた海外投資家は同78%減と引き続き低調だった
  • アセットタイプ別で増加率が最も大きかった住宅の投資額は1,870億円で、前年同期比で50%増加した。個別取引では、J-REITの大型取引(ポートフォリオ20棟、469億円)などが増加に寄与した。次いで増加率が高かった商業施設の投資額は同48%増加し1,150億円となった。
  • 2023年通年の投資額は前年比3%減少。海外投資家による投資額が同28%減少したことが主因。またアセットタイプ別ではオフィスの投資額が同43%減少したことが影響した。
  • CBREが日本を投資対象とする投資家に実施した調査によれば、 2024年の取得額が「昨年より増加する見込み」と回答した日本の投資家の割合が6ポイント低下した一方、売却額が「昨年より増加する見込み」の同割合は9ポイント上昇した。今後の取得姿勢の鈍化などが示唆される。