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ジャパンリテールマーケットビュー 2023年第1四半期
2023 年 05 月 10 日
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東京・銀座ハイストリート空室率は、対前期比1.4ポイント低下の6.2%となった。比較的面積が大きい募集物件で、ポップアップストアの出店が決まったことが主因。銀座ハイストリート賃料は、対前期比2.8%上昇の25.76万円(月/坪)。前期に引き続き、ラグジュアリーブランドの出店ニーズが賃料上昇をけん引しており、コロナ禍前となる2019年Q4の水準に回復した。
大阪・心斎橋ハイストリート空室率は、対前期比3.0ポイント低下の4.6%となった。心斎橋筋商店街で、200坪超の区画を含む複数の空室が満室になったことが主因。心斎橋ハイストリート賃料は、対前期比7.9%上昇の16.40万円。心斎橋筋商店街の募集物件では、インバウンド需要の回復を背景にドラッグストアや免税店の出店ニーズが急増した。
名古屋・栄ハイストリート空室率は、対前期比横ばいの0.0%となった。前期に引き続き、新たな空室の発生はなかった。栄ハイストリート賃料は対前期比横ばいの7.10万円。ハイストリートの大津通では、リーシングに時間が掛かっていた募集物件でテナントが内定した。ただし、賃料は現在の相場並みとなっている。