北海道 - 市場動向と賃料相場 2026年3月期

マーケット情報・賃料相場
更新日 : 2026年07月10日掲載日 : 2026年06月11日
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新規供給を需要が相殺し空室率は横ばい。
コールセンター需要には、やや陰りが。

続く新築ビルの竣工ラッシュ

当社調査によると、2026年1~3月期末の札幌中心部の空室率は2.8%と、前期から横ばいで推移し、想定成約賃料(共益費込み)は、対前期比0.1%上昇の16,190円/坪となった。

新築ビルは、前期に続き今期も大通エリアに「S-BUILDING 札幌大通北」が2月に竣工を迎え、約1,500坪ほどの新規供給が発生した。空室率を押し上げる要因と見られていたが、拡張移転や立地改善、拠点統合などによる新築・築浅大型ビルのまとまった空室消化もあり、結果として空室率は横ばいで推移することとなった。2023年から新築ビルの供給が続いているが、札幌のテナント需要が堅調であることもあり、既存ビルの募集賃料値上げや、入居テナントに対する賃料増額改定の交渉に拍車がかかっている。

一方、これまで札幌の主要ニーズであったコールセンター受託業者に賃借面積圧縮の動きが見られ、来期は札幌駅南口エリアに 「THE VILLAGE SAPPORO(4月竣工)」、「アーバンネット札幌リンクタワー(6月竣工)」と立て続けに新規供給が予定されている。今後のテナント動向と空室率変動が、賃料にどのような影響を与えるか、注目を集めている。

札幌支店 鈴木 歓

種別 賃料(共益費込み) 需給の動向 空室率
推移
札幌中心部 大型ビル 22,000円~25,000円/坪 大型ビルは引き続き高い稼働率を維持している。ビル改善目的の移転や、館内増床の商談が増えている。 横ばい
札幌中心部 大型ビル以外 16,000円~21,000円/坪 中規模の新築物件おいて、ビル改善や拡張、拠点集約等、ポジティブな理由によるテナント決定が進んできている。 横ばい
倉庫・配送センター 既存

3,500円~3,700円/坪

札幌の既存倉庫に成約が見られ空室率低下。千歳においては、2026年に入り新規の大量供給があり、空室率は上昇している。 横ばい
空室率推移凡例:  上昇 上昇 やや上昇 やや上昇 横ばい 横ばい やや低下 やや低下 低下 低下

※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー(株)社員におたずねください。

文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。

上記内容は 「BZ空間」2026夏号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。