新規供給を需要が相殺し空室率は横ばい。
コールセンター需要には、やや陰りが。
続く新築ビルの竣工ラッシュ
当社調査によると、2026年1~3月期末の札幌中心部の空室率は2.8%と、前期から横ばいで推移し、想定成約賃料(共益費込み)は、対前期比0.1%上昇の16,190円/坪となった。
新築ビルは、前期に続き今期も大通エリアに「S-BUILDING 札幌大通北」が2月に竣工を迎え、約1,500坪ほどの新規供給が発生した。空室率を押し上げる要因と見られていたが、拡張移転や立地改善、拠点統合などによる新築・築浅大型ビルのまとまった空室消化もあり、結果として空室率は横ばいで推移することとなった。2023年から新築ビルの供給が続いているが、札幌のテナント需要が堅調であることもあり、既存ビルの募集賃料値上げや、入居テナントに対する賃料増額改定の交渉に拍車がかかっている。
一方、これまで札幌の主要ニーズであったコールセンター受託業者に賃借面積圧縮の動きが見られ、来期は札幌駅南口エリアに 「THE VILLAGE SAPPORO(4月竣工)」、「アーバンネット札幌リンクタワー(6月竣工)」と立て続けに新規供給が予定されている。今後のテナント動向と空室率変動が、賃料にどのような影響を与えるか、注目を集めている。
札幌支店 鈴木 歓
- 現在募集中の札幌市の賃貸オフィス
| 種別 | 賃料(共益費込み) | 需給の動向 | 空室率 推移 |
|---|---|---|---|
| 札幌中心部 大型ビル | 22,000円~25,000円/坪 | 大型ビルは引き続き高い稼働率を維持している。ビル改善目的の移転や、館内増床の商談が増えている。 | ![]() |
| 札幌中心部 大型ビル以外 | 16,000円~21,000円/坪 | 中規模の新築物件おいて、ビル改善や拡張、拠点集約等、ポジティブな理由によるテナント決定が進んできている。 | ![]() |
| 倉庫・配送センター 既存 |
3,500円~3,700円/坪 |
札幌の既存倉庫に成約が見られ空室率低下。千歳においては、2026年に入り新規の大量供給があり、空室率は上昇している。 | ![]() |
| 空室率推移凡例: | ![]() |
上昇 | ![]() |
やや上昇 | ![]() |
横ばい | ![]() |
やや低下 | ![]() |
低下 |
※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー(株)社員におたずねください。
文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。




