虎ノ門・新橋・汐留|東京ビジネス街徹底分析

都市・物件特集
更新日 : 2022年08月15日掲載日 : 2022年06月23日
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将来像|虎ノ門・新橋・汐留
虎ノ門・新橋・汐留
成長表|虎ノ門・新橋・汐留
将来像|虎ノ門・新橋・汐留
需給バランス|虎ノ門・新橋・汐留
業務集積|虎ノ門・新橋・汐留
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都内ビジネス街の中でも、近年、街の様相が大きく様変わりしたエリアの一つに挙げられるのが虎ノ門ではないでしょうか。その始まりは、2014年の「虎ノ門ヒルズ」竣工。以降、次々と再開発が進み、築年数を経た中小規模ビル中心だった街からの刷新が図られています。この虎ノ門ヒルズが、地下鉄虎ノ門駅からやや離れた立地であったことが、ビジネス街の拡大に功を奏した一面もあります。街の中心は、以前の虎ノ門交差点周辺から桜田通りに沿って神谷町方面へと拡大しており、また、2020年6月の東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅の開業が、この傾向に拍車をかけています。街の進化や拡大に不可欠な、継続的な再開発と都市機能の拡充の相乗効果が示されており、今後、「虎ノ門」の名で語られるビジネスゾーンが大きく拡大していくのは間違いないところでしょう。対して新橋駅周辺は、JR新橋駅が有するビジネスポテンシャルに支えられてはいますが、駅周辺の刷新が図られないことには大きな進展は難しいと思われます。今後、山手線の隣駅である浜松町駅周辺の開発群も登場することで、ビジネス街としての優位性低下の懸念があります。また汐留は、元々が広大な再開発用地に賃貸ビルと自社ビルが混在して林立したエリアなだけに、グランドレベルで街の回遊性に乏しく、かつて西新宿超高層ビル群が直面した、ビジネス目的以外では街の魅力に欠けてしまう危険性を有していると言えます。

シービーアールイー株式会社 大栗 佳史

シービーアールイー株式会社
アドバイザリー&トランザクションサービス
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大栗 佳史

将来像:オフィスビル開発MAP

地図内カラーのビル
対象エリアに今後竣工を予定する主なオフィスビル(2022年は竣工済を含む。おおむね延床面積2,000坪以上)。竣工年毎に色分け、延床面積7,000坪を境にビル形状を大小二つに分類。ビル名称の記載は、弊誌2021年冬季号特別企画「これからどうなる? 東京オフィスビル竣工マップ」に準じている。

地図内グレーのビル
過去3年間(2019年・2020年・2021年)に竣工した延床面積7,000坪以上のオフィスビル。ビル名称下に延床面積(坪)と基準階フロア面積(坪)を表記。

成長性:オフィス床ストック変化

2001年・2011年・2021年各12月時点、および2026年までの予測値の、対象エリアのオフィス床ストックのボリュームを四角形の大きさで図示。なお、この四角形は、各年・各エリアを同一条件で比較できるよう、それぞれ同じ単位および縮尺で総オフィス面積を示している。

賃料水準:大型ビル賃料相場レンジ

CBREが選定する規模および設備で対象エリアを代表すると考えられる複数のオフィスビル(グレードは問わず選定)の坪当たり想定成約賃料(共益費を含む、フリーレント等のインセンティブは考慮しない)をもとに作成。2008年12月期から2021年12月期までのレンジ推移。本稿の東京9エリア分割とは異なる範囲の調査をもとにしており、近似の地域データを各エリア1~3グラフ掲載。なお、同数値は不動産市場における賃料水準に関する意見であり、成約賃料等を保証するものではない。

需給バランス:空室率推移

2001年3月期から2021年12月期までの、対象エリアオールグレードビルの空室率推移。各エリアともグラフ地色の白部分は、東京23区オールグレードの空室率を示している。

業務集積:テナント業種内訳(グレードA)

対象エリア内グレードAビル入居テナントの、使用床面積ベースの業種割合。2016年12月時点と2021年12月時点を比較しているが、総床面積および対象ビルは必ずしも同様ではない。

上記内容は 「BZ空間」2022年夏号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。