物流拠点を、経営の「武器」へ

不動産戦略・動向
更新日 : 2026年10月07日掲載日 : 2026年10月07日
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物流の課題は、もはや現場だけで解決できる問題ではない。輸送能力不足の深刻化とCLO選任という法的要請は、「物流を経営課題として再定義せよ」という時代からの警告だ。解決の糸口は、物流効率化とCRE戦略を組み合わせたハイブリッド手法にある。両軸を同時に動かすことで、拠点は初めて「戦略的アセット」へと変貌する。

物流拠点を、経営の「武器」へ

絡み合う課題を解きほぐす専門家の役割

物流と不動産の課題は、常に表裏一体です。拠点を集約すれば不動産に問題が生じ、不動産を売却すれば物流網に影響が出ます。片方の最適化だけでは、必ずどこかで歪みが生まれます。だからこそ、私たちが存在します。「物流現場の泥臭い現実」と「不動産市場のシビアな理論」、この2つを同時に語れる存在が、CLOの傍らに必要だと確信しています。

「机上のコンサル」との決定的な違い

私たちがレポートを作って終わりにするコンサルタントと決定的に違うのは、現場で手を動かし続ける点です。物件探索、条件交渉、3PLコンペ、工事マネジメント。これらすべてを、私はクライアントのチームの一員として実行します。戦略を描くだけなら誰でもできます。しかし、それを現場レベルで、不動産マーケットの現実の中で落とし込めるかどうか。それが私たちの最大の価値です。

CBREのポートフォリオストラテジーコンサルティング(PSC)チームは、ハードとソフトを融合させたアドバイザリーを提供できる体制を整えています。データ分析から戦略立案、さらには具体的なリーシングやプロパティマネジメントまで。私たちが手がけてきたすべてのソリューションは、このPSCの基盤の上にあります。特定のサービスに偏ることなく、専門領域を自在に横断し、クライアントの企業価値を最大化する。これが私たちのスタイルです。

CLOへのメッセージ:最初の一歩を踏み出すために

最後に、CLOの皆様へ伝えたいのは「何から手をつければいいか分からない」と悩む時間は、機会損失だということです。契約更新の2年前でも、余った倉庫スペースや、工場の老朽化をきっかけにしてもいい。どこからでも構いません。まずは専門家と対話を始めてください。物流とCREの両眼で自社の拠点を見渡す。そこから、すべてが始まります。CLOのリーダーシップが発揮されれば、物流拠点は必ず経営を支える強力な武器へと変わります。 さあ、その第一歩を、今すぐ踏み出しましょう。

図06:CBREの提供価値

「物流×不動産」の二刀流が、拠点戦略を変える

CBREの提供価値は、図06に凝縮されます。左側に立つのは「物流のプロ」。現場が「確実に、かつ円滑に回る」視点から、拠点立地を逆算し、物流オペレーションの最適解を導きます。右側に立つのは「不動産のプロ」。机上の「考え方」やレポートだけでなく、立ち上げから稼働まで一気通貫で実行できる体制が強みです。

2つの専門性がつながるとき、初めて見えてくるものがあります。物流の視点だけでは不動産市場の現実を乗り越えられず、不動産の視点だけでは現場の制約を読み切れません。CBREはその両方を同一組織・同一チームで動かすことができる、希少な存在です。

CBREは物流を理解する不動産のプロとして、お客様の事業をご支援いたします。

物流拠点を、経営の「武器」へ

上記内容は 「BZ空間」2026秋号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。
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