オペレーション戦略|アジア太平洋地域の物流施設のこれから

不動産戦略・動向
更新日 : 2023年03月09日掲載日 : 2022年03月08日
倉庫

今回の調査では、コスト削減、処理能力の向上、効率化のためにテナントが採用している方法を調査。その結果、スペース利用率の向上(59%)と倉庫の自動化(57%)が上位となった〔図8〕。

図8 倉庫のオペレーションの改善はどの分野で検討していますか?

限られた面積の中で、収容能力の高いストレージシステムを導入することでスペースの効率化が可能となる。

投資家へのヒント

スペース効率の向上はテナントにとって重要な目標であり、投資家は適切な天井高とラックシステムの設置に適したスペースを持つ施設を開発する必要がある。

近年、スマート技術は急速に普及しており、Eコマースプラットフォームの効率化、注文処理能力の増強、労働力不足の解消に重要な役割を果たしている。

64%がすでに倉庫管理ソフトを導入し、商品管理、入出庫調整、全体的なオペレーションに活用している。システム開発ではIoTが注目されており、27%がすでに利用、36%が利用予定である。ブロックチェーンの導入率が8%と最も低い一方、導入予定は最も高く、40%が活用を計画〔図9〕。

図9 どのような技術革新を導入していますか?または今後3年間で導入予定ですか?

テナントへのヒント

新技術の導入には多額の初期投資が必要となるため、意思決定の際に長期的なビジネスの成長やコスト削減効果と短期的な財務・投資目標とのバランスを考慮すべきである。

投資家へのヒント

スマート技術の需要増加に対応するため、技術の導入促進、センサーシステム設置の簡素化、電力容量の追加が可能な賃貸借契約を提供することが望ましい。

図10 最新・次世代物流施設のおもな特徴
次世代の物流施設
上記内容は 「BZ空間」2021年冬号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。