プロロジス 佐藤英征氏 松野亙吾氏|INTERVIEW

ケーススタディ
更新日 : 2024年01月10日掲載日 : 2024年01月18日
倉庫

BTSや大型マルチ併設型の危険物倉庫の開発に、15年の歴史を持つパイオニア。

1999年、我が国でいち早く大型マルチテナント型物流施設を開発。顧客ニーズを取り込み、すでに15年前には普通倉庫併設型の危険物倉庫の提供をスタートしたプロロジス。その課題と開発ノウハウを、開発部部長佐藤氏とコンストラクション・マネジメント部ディレクターで一級建築士の松野氏の両氏にうかがった。

プロロジス 開発部 部長 エグゼクティブディレクター 佐藤 英征氏

プロロジス
開発部 部長 エグゼクティブディレクター
佐藤 英征

コンストラクション・マネジメント部ディレクター 松野亙吾氏

プロロジス
コンストラクション・マネジメント部ディレクター
松野 亙吾

顧客ニーズによって開眼した、危険物倉庫の重要性

当社は1983年に米国で誕生し、1999年に日本に進出した物流不動産プロバイダーであり、現在ではBTS、マルチテナント型を合わせると国内に78の物流施設を運営しています。こうした中、他社に先駆けて2008年からは危険物倉庫の開発にも乗り出し、同年に竣工した「プロロジスパーク市川1」や2011年の「プロロジスパーク川島」への併設など、次々に着手。現在、当社が開発した危険物倉庫併設の物流施設は15棟に上っています。

開発のきっかけとなったのは、「危険物倉庫はないのか」という、お客様からの要望でした。とは言え、市川1や川島の頃は、すぐに埋まったわけではありません。それでもニーズ増加を見越して、差別化戦略の一つとして開発し続けてきたのです。その読みを証明するかのように、2023年5月竣工の「プロロジスパーク古河4」では、竣工前に同施設併設の危険物倉庫が早々に満床となったうえに、その後も問い合わせが続いています。

その背景にあるのは、言うまでもなく社会におけるニーズの高まりでしょう。一般に危険物というと工業用薬品などをイメージしがちですが、日常で使用する化粧品や香水、ヘアスプレーなども、その成分量に応じて危険物として扱われることがあります。つまりECで販売される商品も数多く存在するわけです。ですが、これまで多くの危険物が、普通倉庫に入れられていたのが実情でしょう。さらに新型コロナウイルスの流行によるアルコール消毒液の流通の増加もあり、危険物の取り扱いに関するコンプライアンス遵守を求める動きが加速しているのです。しかし、社会的なニーズが急速に高まっているにもかかわらず、危険物倉庫の供給自体は増えていないのが現状です。

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