大崎|東京ビジネス街徹底分析

都市・物件特集
更新日 : 2022年08月15日掲載日 : 2022年06月23日
オフィス
将来像|大崎
大崎
成長表|大崎
賃料水準|大崎
大崎
需給バランス|丸の内・大手町・有楽町
業務集積|丸の内・大手町・有楽町
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山手線沿線かつ隣駅が新幹線にアクセスできる品川である点や、埼京線や湘南新宿ライン、りんかい線の乗り入れで埼玉や神奈川、千葉へのアクセスに優れ、広域に居住する社員への通勤利便性が高い点。 1987年竣工の大崎ニューシティ以降、駅からペデストリアンデッキで連結された大型開発が継続して行われてきたこと。さらには、それらビル群が、グレードや築年数、利便性に対して、都内のどのビジネス街と比べてもリーズナブルである点から、セカンダリーマーケットの中でも、隠れた人気エリアとなっているのが「大崎」エリアです。労働集約的な事業となるシステム開発、質実剛健なメーカーの統合移転等に根強いニーズがあり、昨今のコロナ禍の需要減退期において賃料相場は弱含みとは言え、都内の他のビジネス街に比べてその下落幅は穏やかだと感じられます。また、同エリアに拠点を置いた企業からは、職住近接のメリットの声もよく耳にし、これなども例えばコールセンター等、集積企業群にマッチした利点と言えるでしょう。ただし、これまで再開発と低廉な賃料相場に支えられて発展してきた大崎ですが、今後、駅周辺に開発余地はありません。新規供給は五反田寄りで、ベンチャー企業による渋谷からのはみ出し需要は、先に挙げた大崎駅周辺のメリットにはそぐわず、これらも五反田止まり。品川駅隣駅のメリットも、「高輪ゲートウェイ」駅の登場とその駅周辺の再開発いかんによっては、取って代わられる危険性をはらんでいると言えます。

シービーアールイー株式会社 中谷  和生

シービーアールイー株式会社
アドバイザリー&トランザクションサービス
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中谷  和生

将来像:オフィスビル開発MAP

地図内カラーのビル
対象エリアに今後竣工を予定する主なオフィスビル(2022年は竣工済を含む。おおむね延床面積2,000坪以上)。竣工年毎に色分け、延床面積7,000坪を境にビル形状を大小二つに分類。ビル名称の記載は、弊誌2021年冬季号特別企画「これからどうなる? 東京オフィスビル竣工マップ」に準じている。

地図内グレーのビル
過去3年間(2019年・2020年・2021年)に竣工した延床面積7,000坪以上のオフィスビル。ビル名称下に延床面積(坪)と基準階フロア面積(坪)を表記。

成長性:オフィス床ストック変化

2001年・2011年・2021年各12月時点、および2026年までの予測値の、対象エリアのオフィス床ストックのボリュームを四角形の大きさで図示。なお、この四角形は、各年・各エリアを同一条件で比較できるよう、それぞれ同じ単位および縮尺で総オフィス面積を示している。

賃料水準:大型ビル賃料相場レンジ

CBREが選定する規模および設備で対象エリアを代表すると考えられる複数のオフィスビル(グレードは問わず選定)の坪当たり想定成約賃料(共益費を含む、フリーレント等のインセンティブは考慮しない)をもとに作成。2008年12月期から2021年12月期までのレンジ推移。本稿の東京9エリア分割とは異なる範囲の調査をもとにしており、近似の地域データを各エリア1~3グラフ掲載。なお、同数値は不動産市場における賃料水準に関する意見であり、成約賃料等を保証するものではない。

需給バランス:空室率推移

2001年3月期から2021年12月期までの、対象エリアオールグレードビルの空室率推移。各エリアともグラフ地色の白部分は、東京23区オールグレードの空室率を示している。

業務集積:テナント業種内訳(グレードA)

対象エリア内グレードAビル入居テナントの、使用床面積ベースの業種割合。2016年12月時点と2021年12月時点を比較しているが、総床面積および対象ビルは必ずしも同様ではない。

上記内容は 「BZ空間」2022年夏号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。