日本橋・八重洲・京橋|東京ビジネス街徹底分析

都市・物件特集
更新日 : 2022年08月15日掲載日 : 2022年06月23日
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将来像|日本橋・八重洲・京橋
日本橋・八重洲・京橋
成長表|日本橋・八重洲・京橋
賃料水準|日本橋・八重洲・京橋
日本橋・八重洲・京橋
需給バランス|日本橋・八重洲・京橋
業務集積|日本橋・八重洲・京橋
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2000年代まで築古・中小規模ビルが多いエリアでしたが、特に「日本橋・京橋」は、この10年で大型を含む多くの開発が進み、ビジネスエリアとしての景観、評価は大きく変わりました。他方、東京駅前に南北に長く、東へ1ブロック程度と薄く広がる「八重洲」は、東京駅玄関口としての高い知名度と優れた交通利便性を有していますが、例えば基準階300坪以上のオフィスビルの新規供給が過去50年間で2棟のみと、 エリアの代謝が緩やかで、ビジネスエリアとして注目される機会は少ない状況でした。しかし、今年2022年の夏に、東京駅前のシンボリックな「YANMAR TOKYO」の建て替え、また注目度の高い「東京ミッドタウン八重洲」の竣工を予定し、ここから2025年の八重洲一丁目東地区、2028年度以降の八重洲二丁目中地区と、東京駅前の南北の面に大型の再開発が並ぶこととなります。オフィス以外にも、巨大バスターミナルの再整備や付帯施設の充実化も進み、景観だけでなく利便性も大きく向上することでしょう。もともと「日本橋・八重洲・京橋」エリアは、メーカー企業の集積比率が高く、また歴史の長い企業が多い特徴がありました。比較的、エリアから企業の出入りが少ない傾向にありましたが、これからは、この八重洲の大きな変貌が都内他エリアの幅広い業種の企業や地方本社企業からの注目を集め、新たなポジションを確立することでしょう。また、2025年、2030年以降と続く日本橋周辺の複数の再開発、京橋のオフィスビル群との相乗効果が期待されます。

シービーアールイー株式会社 小林  宏充

シービーアールイー株式会社
アドバイザリー&トランザクションサービス
オフィス
福岡 英吾

将来像:オフィスビル開発MAP

地図内カラーのビル
対象エリアに今後竣工を予定する主なオフィスビル(2022年は竣工済を含む。おおむね延床面積2,000坪以上)。竣工年毎に色分け、延床面積7,000坪を境にビル形状を大小二つに分類。ビル名称の記載は、弊誌2021年冬季号特別企画「これからどうなる? 東京オフィスビル竣工マップ」に準じている。

地図内グレーのビル
過去3年間(2019年・2020年・2021年)に竣工した延床面積7,000坪以上のオフィスビル。ビル名称下に延床面積(坪)と基準階フロア面積(坪)を表記。

成長性:オフィス床ストック変化

2001年・2011年・2021年各12月時点、および2026年までの予測値の、対象エリアのオフィス床ストックのボリュームを四角形の大きさで図示。なお、この四角形は、各年・各エリアを同一条件で比較できるよう、それぞれ同じ単位および縮尺で総オフィス面積を示している。

賃料水準:大型ビル賃料相場レンジ

CBREが選定する規模および設備で対象エリアを代表すると考えられる複数のオフィスビル(グレードは問わず選定)の坪当たり想定成約賃料(共益費を含む、フリーレント等のインセンティブは考慮しない)をもとに作成。2008年12月期から2021年12月期までのレンジ推移。本稿の東京9エリア分割とは異なる範囲の調査をもとにしており、近似の地域データを各エリア1~3グラフ掲載。なお、同数値は不動産市場における賃料水準に関する意見であり、成約賃料等を保証するものではない。

需給バランス:空室率推移

2001年3月期から2021年12月期までの、対象エリアオールグレードビルの空室率推移。各エリアともグラフ地色の白部分は、東京23区オールグレードの空室率を示している。

業務集積:テナント業種内訳(グレードA)

対象エリア内グレードAビル入居テナントの、使用床面積ベースの業種割合。2016年12月時点と2021年12月時点を比較しているが、総床面積および対象ビルは必ずしも同様ではない。

上記内容は 「BZ空間」2022年夏号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。