STEP 1 移転計画をスタートさせる前に

ケーススタディ
更新日 : 2023年03月09日掲載日 : 2022年08月16日
倉庫

計画のスタートにあたり、最も重要なことは「なぜ移転するのか」という目的を明確にしておくことです。

  • 物量の変化による、拡張移転 or 縮小移転
  • 分散施設の統合 or 新規開設
  • 賃料コスト削減
  • 施設のグレードアップ
  • 自動化、システム導入による業務効率化
  • 配送コスト低減や従業員の通勤時間短縮に向けた立地改善
  • 老朽化施設の建替や物件売却による立退き
  • BCP対策
  • 倉庫業等の認可・免許取得の為
  • 不動産戦略の変更
    (賃貸から所有へ切り替え)
  • バランスシートの改善
    (所有から賃貸へ切り替え)

移転目的を実現するには「どの条件を優先すべきか」、順位を明確にさせておく必要があります。ただし、具体的な候補物件がない時点では、細部の条件を詰めるより、方向性の確認と社内合意の確立が主たる目的になります。

条件の明確化、優先順位設定

立 地 配送効率、交通利便性、周辺環境、人員確保・採用
面 積 必要面積、将来の拡張性
設 備 業務上不可欠な設備、管理体制
時 期 事業計画との整合性
予 算 賃借コスト、移転コスト、ランニングコスト
認可・免許 業務上不可欠な認可・免許
手 法 既存賃借、購入、オーダーリース 等

移転にあたっての条件を設定した上で、各項目に関する現状を把握します。

施設の現状

  • 使用面積
  • 利用状況
  • 荷物量
  • 稼働率
  • 人員配置
  • 庫内環境(照度・空調など)
  • 作業条件(Wi-Fi など)
  • 庫内導線
  • 取引先のアクセス、周辺環境
  • マテハン機器の保有状況
  • 造作物の有無
  • 各種法令・取得免許の確認
  • 主たる車輛種やサイズ
  • 接車状況・駐車場の有無
  • 事務所・休憩室(必要面積・業務内容)

現契約内容の把握

  • 契約形態ーーーー普通借家契約か定期借家契約なのか等、契約形態の確認
  • 解約予告期間ーー解約希望の〇ヶ月前間にどのように通知するかの確認(書面通知等)
  • 原状回復ーーーーどのように原状回復を進めるのか手順の確認
  • 敷金・保証金ーー返還時期はいつになるか、償却の有無の確認

物流不動産マーケットの把握

  • 希望エリアの物件ーーあり・なし
  • 他エリアでの代替ーー可能・不可
  • 物件タイプーーーーBOX・ランプ式・スロープ式・平屋
  • 空室率ーーーーーー高い・低い
  • 賃料相場ーーーーー上昇・下降
  • 今後の開発予定ーーあり・なし・今後の予定
  • 土地を購入し、倉庫を建築する場合や既存物件の購入を検討する場合、売買マーケットの把握が必要(土地相場、建築費相場、売り物件情報等)

※ BOX 型倉庫:1 階トラック接車、上層階保管 ※ランプ式:各階接車 ※スロープ式:メゾネットタイプの物件