広島:空室率はやや上昇するも需要は旺盛。
岡山:空室不足を背景に賃料は上昇傾向。
成約賃料は13期連続最高値更新
CBREの調査によると、2026年4~6月期末の広島市中心部における空室率は6.4%となり、対前期(同年1~3月期)比0.1ポイントの上昇となった。一方で、今年1月に竣工した大型新築ビル「d_ll HIROSHIMA(ディール ヒロシマ)」では、今後も多くの企業の入居が予定されており、空室は順調に消化される見通しである。また、自社ビルや郊外からの移転需要も堅調であり、市場は底堅く推移している。
今期における想定成約賃料は12,290円/坪(対前期比+0.7%)となり、13期連続で過去最高値を更新した。好立地かつハイグレードビルを中心に賃料相場の上昇が続くなか、オフィス環境の改善を目的とした移転需要が堅調である。これまで郊外に拠点を構えていた、製造業やメーカー系企業による広島市中心部への移転や、サテライトオフィスの開設など、新たな需要層の広がりも見受けられる。
2027年4月には、広島初進出となるラグジュアリーホテルや、商工会議所などが入居する、大型複合プロジェクト「KAMIHACHI X(カミハチクロス)」が竣工予定である。同ビルには、すでに多くの企業から引き合いが寄せられており、来年の竣工時には、高い稼働率となる見込みだ。
新規供給が続くなかでも、市場の需要吸収力は高く、今後、空室率は低下基調へ向かう見通しとなっている。このような賃料上昇と旺盛な需要を背景に、広島のオフィスマーケットは、今後も堅調な推移が見込まれる。中長期的な成長が期待される市場として、注目が集まっている。
岡山の需要は引き続き堅調
岡山市のオフィスマーケットは、今期も引き続き活況である。エネルギー関連業や金融業、不動産業など、業種を問わず、新規開設や館内増床といった、前向きな動きが多く見受けられた。
賃料については、全体的な空室不足を背景に上昇傾向が続いている。その動きは、好立地かつグレードの高い競争力のある物件に限らず、マーケット全体へと広がりを見せている。
引き続き需要は堅調で、中心部では、まとまった面積の空室確保が困難な状況が続いている。そのため、新規供給が強く期待されるところである。また、環境改善を目的とした移転では、予算を広げた検討や、検討エリアの拡大を伴うケースも増えている。
広島支店 平岡豊 / 名越正幸
現在募集中の広島県の賃貸オフィス
現在募集中の岡山県の賃貸オフィス
この記事は会員限定コンテンツです。
無料で会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員登録の6つのメリット

限定コンテンツ 閲覧・DL

最新不動産 コラムが届く

新着物件情報が 届く

掲載終了 オフィスを検索

AI予測賃料の利用

ビジネス不動産 情報誌が届く
すでに登録済みの方はこちら
ログイン