広島・岡山 - 賃貸不動産市場 2024年6月期

マーケット情報・賃料相場
更新日 : 2024年09月10日掲載日 : 2024年09月12日
オフィス倉庫

広島:前向きな需要で空室率は低下。
岡山:空室率は低下基調で推移。

過去最大規模の新規供給が

シービーアールイー(株)の調査による、2024年6月期の広島市内中心部の空室率は4.0%と、対前期(同年3月期)比0.4ポイント低下した。また、想定成約賃料は、11,910円/坪と、対前期比0.2%の上昇となった。

今期、空室率低下の要因となったのは、前期から引き続き、人員の増加による拡張移転や、リクルーティングを意識した立地・環境改善など、前向きな需要が多く見られたことが挙げられる。また、2022年8月に竣工した「広島JPビルディング」は、広島のマーケットを象徴する存在として、多くの企業の需要を取り込んでいる。竣工から約2年を経た現在、ほぼ満室状況で稼働している。

広島市内では、年内の新規供給はないものの、2025年には、4棟の新規供給が予定されている。2025年1月竣工予定の「明治安田生命広島ビル」、2月竣工予定の「大同生命広島ビル」は、市内主要オフィスマーケットである紙屋町エリアに位置している。さらに、広島市役所本庁舎近くの「(仮称)新国泰寺ビル」、JR広島駅北口近くの「d_ll HIROSHIMA」の2棟が、2025年内に竣工予定であり、1年間で合計約14,000坪の過去最大規模となる新規供給が予定されている。最も竣工が早い「明治安田生命広島ビル」では、今夏から先行仕上げ区画の内覧も可能となり、高い関心が寄せられている。市場全体の移転促進につながるか、注目したい。

岡山の需要は引き続き堅調

2024年6月期における岡山市の空室率は、引き続き、前期から低下傾向で推移している。今期も館内増床の動きのほか、衣料関連企業や食品関連企業、またマテリアル・ハンドリング関連企業や物流関連企業の拡張、環境改善の移転など、前向きな動きが多数見受 けられた。

需要は引き続き堅調で、JR岡山駅へのアクセスの良いビルや、築浅でグレードの高いビルを中心に引き合いが重なるケースも散見される。また、空室消化が進んできたことで、希望する空室の確保は、より困難になりつつある。そのため、移転希望エリアの範囲を広げたり、築年数の条件や求めるグレードの幅を緩和したり、必要面積を見直したりするなど、移転検討への工夫や、意思決定のスピードが求められている。

広島支店 平岡豊 / 名越正幸

この記事は会員限定コンテンツです。
無料で会員登録すると続きをご覧いただけます。

無料会員登録の6つのメリット

限定コンテンツ 閲覧・DL

限定コンテンツ 閲覧・DL

最新不動産 コラムが届く

最新不動産 コラムが届く

新着物件情報が 届く

新着物件情報が 届く

掲載終了 オフィスを検索

掲載終了 オフィスを検索

AI予測賃料の利用

AI予測賃料の利用

ビジネス不動産 情報誌が届く

ビジネス不動産 情報誌が届く

新規会員登録 (無料)

すでに登録済みの方はこちら

ログイン
上記内容は 「BZ空間」2024秋号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。