福岡 - 賃貸不動産市場 2022年6月期

マーケット情報・賃料相場
更新日 : 2022年09月14日掲載日 : 2022年09月20日
オフィス倉庫

既存と新築の賃料格差拡大

シービーアールイー(株)の調査によると、福岡における2022年6月期の空室率は、対前期(同年3月期)比0.2ポイント上昇の2.8%。 2021年6月期から4期ぶりに空室率が上昇した。コールセンター、システム開発関連業などの新規開設、拡張移転といった前向きな増床の話もある一方、空室予定となっていた募集物件のテナントが、未決定のまま即入居可能となったり、募集物件が増加し、テナント需要を上回ったりしたことが、空室率上昇の要因となっている。

想定成約賃料(共益費込)は、対前期比0.4%(70円/坪)低下の16,110円/坪となった。募集賃料は、2020年の緊急事態宣言以前と、ほぼ変わらない水準で推移している。竣工してからも、稼働率が低く、リーシングに苦戦している物件や、募集期間が長期化している物件を中心に、フリーレントを含む賃貸条件の緩和が進んでいることで、成約賃料の下落につながっている。これまでに供給された博多区・中央区の大型新築ビルは、竣工順に需要が集まり成約に至っていたが、成約賃料は維持されていることから、下落基調の既存物件と新築物件の価格差が、広がり始めてきた印象がある。

大型新築ビルがほぼ満室竣工

「博多コネクティッド」は、博多駅を中心とした半径500メートルのエリアで、先進的なビルへの建て替え、交通基盤の拡充、歩行者ネットワークの拡大による都市機能の向上を図り、賑わいを周辺に広げていく、まちづくり施策である。その地域交流や賑わい創出に寄与する開発計画として、博多コネクティッドボーナス認定第1号物件の「博多イーストテラス」が、ほぼ満室に近い状態で8月に竣工。ワンフロア専有面積は約680坪と、博多駅界隈では最大級に準ずる広さを誇る。これまでの新築オフィススペックを当然備えた上で、博多エリアで初めてとなるセキュリティーゲートを導入。さらに、有事の際に、共用部と専有部に72時間供給可能な非常用発電機を完備している。

リモートワークの導入から、働く場所と時間も変化し、新しい働き方が定着し始めた。その上で、有能な人材の獲得や従業員の満足度向上のため、ハイスペックオフ ィスへの新設・移転が、増加していくことになるだろう。今後の市場動向に注目していきたい。

福岡支店 江頭 秀人

この記事は会員限定コンテンツです。
無料で会員登録すると続きをご覧いただけます。

無料会員登録の6つのメリット

限定コンテンツ 閲覧・DL

限定コンテンツ 閲覧・DL

最新不動産 コラムが届く

最新不動産 コラムが届く

新着物件情報が 届く

新着物件情報が 届く

掲載終了 オフィスを検索

掲載終了 オフィスを検索

AI予測賃料の利用

AI予測賃料の利用

ビジネス不動産 情報誌が届く

ビジネス不動産 情報誌が届く

新規会員登録 (無料)

すでに登録済みの方はこちら

ログイン
上記内容は 「BZ空間」2022年秋号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。