広島・岡山 - 賃貸不動産市場 2022年3月期

マーケット情報・賃料相場
更新日 : 2022年08月30日掲載日 : 2022年06月14日
オフィス倉庫

成約賃料相場はやや下落

シービーアールイー(株)の調査による、2022年3月期の広島市内中心部の空室率は2.5%と、前期(2021年12月期)から変化がなかった。引き続き、リモートワークへの移行や拠点集約による縮小・撤退が見られる反面、環境改善や人員の増加による拡張がいずれも旺盛であり、空室率の均衡を保っている状態である。

一方で、想定成約賃料は、対前期比-0.3%と、わずかに低下した。引き続き、企業のコスト抑制意識が非常に高いことが、わずかな下落に影響を及ぼしている。また、一部では、将来的な空室率の上昇を見越し、賃料設定を下げる動きも散見される。

今後は、広島東郵便局跡地に、今年8月末に竣工する「広島JPビルディング」が、オフィスマーケットの鍵を握る。約6,000坪の中四国エリア最大級のオフィス床面積を擁する本物件は、広島市の新たなランドマーク的存在であり、このビルの稼働状況が、中心部各所で予定されている、再開発ビルの指標になることが考えられる。今後も、オフィス動向から目が離せない。

岡山:空室率は横ばいで推移するも、テナントの動きは活発。

賃料に大きな変動なし

2022年3月期における岡山市の空室率は、前期(2021年12月期)から横ばいであった。ただし、各ビルでテナントの動きは活発であり、特に館内増床が目立った。コロナ禍も2年以上になり、年度変わりに体制を整える企業が増えた。また、新規開設も散見され、経済活動が動き出した感がある。一方、コロナ禍の影響を受け、撤退・縮小を決めた企業もあり、空室率は横ばいの結果となった。

賃料は、各ビルともにさほど変化が見られない。現在動いている企業は、コロナ禍でも景気の良い企業やあまり影響を受けていない企業であり、賃料よりも立地やスペックなど、総合的に判断して決めている。逆に言うと、賃料をいくら下げても、決まらないビルは決まらない。これは、リーマンシ ョック後のテナントの動きと相違している。安い箱の提供というだけでは、テナントに訴求できない時代が来たと言えよう。

今秋、新築ビル2棟が市場に供給される。2棟とも岡山駅から近く、ターゲットが明確なビルである。岡山中心市街地の今後の活性化を占う2棟に、注目が集まる。

広島支店 荒田 晃輔 / 越智 昭博

この記事は会員限定コンテンツです。
無料で会員登録すると続きをご覧いただけます。

無料会員登録の6つのメリット

限定コンテンツ 閲覧・DL

限定コンテンツ 閲覧・DL

最新不動産 コラムが届く

最新不動産 コラムが届く

新着物件情報が 届く

新着物件情報が 届く

掲載終了 オフィスを検索

掲載終了 オフィスを検索

AI予測賃料の利用

AI予測賃料の利用

ビジネス不動産 情報誌が届く

ビジネス不動産 情報誌が届く

新規会員登録 (無料)

すでに登録済みの方はこちら

ログイン
上記内容は 「BZ空間」2022年夏号 掲載記事
です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。