高松:顕在化した空室の消化が弱含み。
松山:まとまった面積確保は依然困難。
上昇に転じた高松の空室率
当社調査による2024年12月期における高松市の空室率は7.8%となり、対前期(同年9月期)比0.8ポイントの上昇となった。
今期はエリアからの撤退や館内減床、縮小移転といったマイナスの動きの他、一部、環境改善移転などプラスの動きから生じた空室が顕在化し空室率は上昇に転じた。
これまでも空室は生じていたが、潜在空室が顕在化するまでに埋め戻しつつ、既存空室の消化が進んでいたことで、空室率は低下傾向にあった。しかし、今期は空室消化の進みが弱く、これまで順調に推移してきた市場の流れが一転する懸念も生じてきたと言える。
2棟の新築ビルの建設進む
松山市は引き続き既存空室は少なく、まとまった面積の確保は容易ではない。ただ、全体的に需要の動きに緩やかさが感じられた。
一方で2棟の新築については、竣工まで1年足らずとなった。現地には囲いがなされ、鉄骨が建ち、立体感と存在感が生じてきたことから、具体的に検討が進んでいくと期待される。
この2棟の空室消化動向がマーケットに与える影響は大きく、引き続き目が離せない。
広島支店 名越 正幸
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