いよいよ供給開始 大阪オフィスエリアの今

都市・物件特集
更新日 : 2026年09月25日掲載日 : 2024年03月18日
オフィス

コロナ対策で導入されたリモートワークから、オフィスワークへ回帰する企業が増加し、①社員が出社したくなるオフィスへの職場環境改善、②優秀な人材を確保するためのリクルート強化、③基幹オフィス(本社・支社等)に求められるBCP対策などを目的とし、グレードAビルや好立地の二次空室への成約が進み、空室率低下の要因となっている。移転だけではなく、入居ビル内での館内増床等も増加しており、既存ビルを中心に空室の減少傾向が続いている。

この傾向は、グレードBビルでも同様で、特に、中・小型のオフィス需要は、品薄感も手伝い、成約までの判断にもスピード感が出てきている。堅調なオフィス需要を背景に、既存ビルの空室消化が進んだことにより、マーケットはタイトに感じられているが、今年予定されている過去最大約9万坪の新規供給(現在の貸床総面積の5%強相当)により、空室率は、再び上昇傾向になると見込まれている。

大阪市内の主要オフィスエリアでは、2025年にも約3万坪の新規供給が予定されていることから、一定期間、賃料の下落傾向が続くことが予想されている。建築中であったビルが竣工し、テナントが移転することにより、空室予定であった二次空室も、現空室として顕在化されてくる。借り手側にとっては、物件の選択肢が増え、契約条件にも競争原理が働くため、2024年以降数年間のオフィス市況は、CRE戦略の策定(老朽化した自社ビルのオフバランス等)にとっても、好機となることが予想される。

大阪オフィスビル竣工予定MAP

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グラングリーン大阪

うめきた2期地区に誕生する「グラングリーン大阪」は、旧梅田貨物駅の跡地を利用した約17ヘクタールの大規模な再開発事業。都市公園「うめきた公園」を中心に配した、西日本最大のターミナル・JR大阪駅のすぐそばに誕生する、「みどり」と融合した生命力あふれる都市空間、オフィスや商業施設などさまざまな機能を有している。先行まちびらき2024年9月に決定。

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イノゲート大阪

再開発が続々と進むJR大阪駅西側エリアで、オフィス機能を充実させた駅直結のビジネス活動拠点が誕生する。「イノゲート」とは造語で、「Innovate(革新する)」と「gate(ゲート)」の組み合わせを意味する。イノゲート大阪の内部は3〜5階は40~50店舗の飲食店などが入る商業エリアで、9〜22階はフロア面積が約500坪のオフィスフロア。オフィスフロアの貸室面積は合計で約7000坪となる。

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