• 東京(銀座)プライム賃料は、20期連続(*1)横ばいの40万円/坪となりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、リテーラーの出店ニーズは減少したものの、希少な一等地への出店には前向きなラグジュアリーブランドがみられました。ただし、インバウンド需要の減少や国内消費の悪化などによって全般的にリテーラーの出店ニーズは弱含んでおり、銀座ハイストリートの賃料は対前期比2.1%減の24.7万円(月/坪)となりました。
    *1新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、2020年Q1はプライム賃料の集計を行っていません。成約事例の大幅な減少により賃料想定が困難になっていたためです。

 

  • 大阪(心斎橋)プライム賃料は、対前期比横ばいの25万円(月/坪)となりました。ハイストリートの御堂筋では、複数のラグジュアリーブランドの出店ニーズがみられています。背景として、株高による資産効果が挙げられます。心斎橋筋商店街では、閉店や退去を決めた店舗が複数みられています。その多くはインバウンド需要の取り込みを想定して、比較的高額な賃料で出店していたテナント、かつ小規模の店舗です。

 

  • 名古屋(栄)のプライム賃料は、対前期比16.7%減の10万円/坪となりました。エリア賃料を牽引していたドラッグストアの出店ニーズの消滅などによるものです。ハイストリートの大津通にある募集物件では、コロナ禍以前に比べて賃料水準を下げている事例がありました。また、コスト削減を背景に、ハイストリートの既存店舗から商業施設内の区画に移転した事例が複数ありました。