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ジャパンインベストメントマーケットビュー 2023年第2四半期
2023 年 08 月 04 日
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投資活動は概ね堅調、期待利回りはほぼ全セクターで低下
- Q2投資額 は対前年同期比3%増加の7,490億円。Q2投資額の過去5年平均値をやや上回る規模。
- 物流施設の投資額は、Q2としては調査開始以来最大。1,000億円を超えるポートフォリオなど大型取引が散見された。また、住宅の投資額は4期連続で前年同期を上回った。アジアの投資家が牽引役。
- 東京の主要アセットタイプの期待利回りはオフィスのみ横ばい、他のセクターは低下した。ホテル(運営委託型)は前期より10bps低下し、2019年Q4の水準まであと10bpsに近づいた。
- 一方、東京のオフィスと物流施設に関して「今後1年間の期待利回りは上昇する」と回答した投資家割合が1年前の調査結果より増加。売主の希望に見合う価格を提示できる投資家の数は減少傾向にある。キャッシュフローの増加余地が限定的になりつつあることが背景にあると推察される。